MTBはじめの一本 その3

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その2を書いてから少し時間が経ってしまいましたが、今日はMTBはじめの一本その3、ジャンルの特性を考えたMTB選びについて書いてみようと思います。



写真のバイクはasahiのダウンヒル用のバイクです。
所謂、完全に下り専用です。
これで登ったり、駅までの足につかったりなんてのは、ただの苦痛でしかありません(笑)
なので、「MTBでいろんなことして楽しみたい」なんて思っているのだったら、
このバイクは完全に選択肢から外れるわけです。

しかし、「下りを楽しみたいと思うなら」、はじめて買うMTBでも、ダウンヒルバイクなんてこともあり得るわけですよ。
話がちょっと戻りますが、”何をしたいかで選ぶものが変わってくる”
ここが重要なんですね。

では、下りを楽しむために選ぶ、MTBを考えてみましょう。

冒頭で書いた”ジャンル”がここでは「下り」ってことになります。
一言で下りを楽しむと言っても、何が楽しいのか?
下りで何ができるのか?
いろいろ分からない事があると思います。
その辺りをハッキリさせておきましょう。

登りや平坦を走るのと違い、下り斜面を走るわけですから、ペダルを漕がなくてもバイクは進んで行きます。
そして、ただまっすぐな道を走るのではなく、狭い山道だったり、広い林道だったり、専用のコースだったりそこには、コーナーや障害物などが沢山待ち構えています。
そこを、ひらひらとスムースに走り抜ける気持ちよさは、ダウンヒルの楽しさの1つでしょう。
もちろん、スピードを出せるってところも楽しさの1つですね。

さらに、ジャンプをしたり、大きな段差もひとっ飛びと、バイクの操作に慣れてくるとほんとうに自転車でそんなこと出来るの?っというような走りができる様になります。
要は、スピードを出しながらもバイクを積極的に操る事が、下りを楽しむって事ですね。

この事から、下り遊びの特性をピックアップしてみましょう。

1. スピードが出る。
2. コーナーが沢山ある。
3. デコボコ道を走る。
4. 山道や専用のコースで楽しめる

大雑把にあげるとこんな感じでしょうか。

その特性に対して1〜3までは、MTBに求められる性能が一貫していて良いのですが、4が悩みどころになってくるのです。

同じ下りなのに、走る道によって違うの?とお思いでしょう。
ここが結構落とし穴であるのです。

山道と専用のコース、確かにどちらも下りを走るのですが、その2つには、絶対的なスピードの差があり、道のデコボコ具合もかなり違います。
それに、山道では全てが下りという場所はそれほどありません。
少しは、自分の足で走らなくてはならない場合もあります。

さらに、専用のコースにはゴンドラやトラックで頂上まで搬送してもらう事ができます。
山道を走る場合、仲間と一緒に走るのならクルマで山頂まで行って、下りだけを楽しむことが出来ますが、そうでない場合、自分で押し上げるか、林道などを走って登らなくてはなりません。
そう考えると、常に専用コースで走るなら、バリバリのダウンヒルバイクやそれよりも、ややサスペンションのストロークが短いフリーライドバイクなどが、候補となってきます。

近所にたくさん山があるから、そこで楽しみたいと思うなら、サスペンションのストロークが6インチくらいから4インチストロークくらいの前後サスペンション付きバイクが良いと思います。
サスペンションのストロークが短くなると、ペダルを漕ぐのが楽になり、逆にサスペンションのストロークが長くなると、下りのデコボコが楽になります。
4インチストロークくらいになってくると、登りの性能を強くしたバイクも出てくるので、後に飛んだり跳ねたり、アクションを楽しみたいと思うのなら、候補から外しても良いでしょう。

と言うように、ジャンルの特性に合わせて、サスペンションのストロークの長さがバイク選びのポイントとなってきます。

各メーカーでことなりますが、ストロークの長さで、どのジャンル向けバイクかと分けている場合があります。カタログを見る際にその辺りを気をつけてみると良いと思います。

やや長くなってきたので、このあたりで今日はやめておきます。
次回は、下りで楽しむためのMTBで抑えておきたいパーツの事を書きたいと思います。
さらに、登りや街乗りについても書いていくので、そちらもお楽しみに。