ウェットコンディションで気をつけてること(ライディング編)

高温多湿で、じめじめ、べたべたな毎日ですね。
ドライコンディションで気持ちよく走りたいところですが、
まだまだ、泥んこ遊びが続きそうな感じなので
前回のつづきです。

サスペンションセッティングがばっちり決まっても、ライディングがドライコンディションと同じではセッティングの効果も半減。
コンディションにマッチしたセッティングなら、ライディングもコンディションにマッチしてないとってことですね。

一番実践しやすいことは、ブレーキの掛け方。
ドライコンディションのときよりもソフトに掛ける。
またドライコンディションではフロントとリアの掛ける割合を7:3や6:4などとフロント強めにするが、ウェット時は5:5もしくは4:6程度にリアを軸にブレーキングする。

ある直線でドライコンディションと同じ速度がでるとする、
次のコーナーに入る為のブレーキングはソフトに行うとなるとドライコンディションのときより手前から掛け始める。
そうして、安心して曲がれるスピードにコントロールする。

次に気をつけることは、流れに沿って走らせる。
急な動作を避けるために、コースの先をよく考えながら、バイクを走らせる。

イメージとしては「走る」ではなく「走らせる」って感じかな
分かりづらいか?

流れと言っても、皆が走っているところが必ずしも正解ではなく、
溝や、ブレーキングギャップなどの影響を受けない箇所を上手くつないで走れるならそういったラインを選ぶのが良いと思う。

ウェットコンディションでよくあること、
1本目と2本目でコースコンディションがぜんぜん変わってしまっている!?
そんな経験結構あると思う。
そんな時にあわてないようにするには、ウェットコンディション時はとにかく落ち着いて走る。

難しいセクションや先が確認しづらいセクションなどに入るときは、
スピードダウンして確認してから、元にスピードに戻すくらいの余裕を持って走ることもある。

レースとなればそうも言ってられないが、
ガツガツ走るより、余裕をもっていれば、さまざまなコンディション変化に対応する走りにつながることは間違いないでしょう。

post by Masahiko Asahi