コーナーリング中に走りたいラインによって、進入の位置も変わる。

コーナーリング中に走りたいラインによって、進入の位置も変わる。

先日ゴンドラ下のストレートのライン取りについて書きましたが、今回はその後のS時コーナー。
ここも、コース幅が広く、ライン取りの自由度は高い。
そのため、どこを走ってよいか迷いやすい箇所でもありますね。


ここでは青と赤のラインが走りやすいラインです。
より積極的に攻めるラインは赤。
安心感を持って曲がりたい場合は青。
っという感じでしょうか。

赤のラインはコーナーのイン側をつくために、進入ではアウト側にしっかりとよっておくことがポイントです。
そして、矢印の先あたりにある溝をめがけて直線的にコーナーを走ります。
このときバイクを寝かせることに意識するのではなく、溝に当てることを意識するほうが良いです。
高速でバイクを寝かせるのはリスクが大きくなります。
大きなRのコーナーをそのRに沿って綺麗に曲がるのではなく、Rをいくつかに分解して多角的に曲がるほうが安全で早く走り抜けることができます。

青のラインはコーナーのアウト側のバンクに当てるように走るラインですが、バンクに乗せるからといっても進入から全てバンクに乗せて走ると、大回りしすぎてロスが大きくなります。
そこで、ここでもバンクに向かってまっすぐ目に進入するのが良いのです。
アウト側から進入することもありですが、ここではイン側から進入するとその先にちょうど良く当てられるバンクがあります。

コース幅があるコーナーでは、さまざまなパターンのライン取りが考えられます。
気持ちよく走り抜けられるラインを探るのも、走りの楽しみになると思いますよ。

ライダー:くみっこ